わが国では、観光をこれからの成長産業と位置付け、国策として観光立国を推進しています。また、国民や訪日外国人観光客が健全な余暇活動を楽しむ場所は、快適と安全がともに保たれていることが不可欠です。観光産業にかかわる諸施設を会員とする日本観光施設協会は、観光産業の担う社会的な使命を自覚し、自らの経営や設備の改善を通して、快適で安全な施設・サービスの提供に努める全国組織の団体です。
観光とは、
本会は、観光施設の経営及び設備の改善・サービスの向上を図り、利用者に安全で快適な場所を提供するとともに、国民の健全な余暇活動を担う観光産業の一業界として、その社会的使命を自覚し、優良な観光施設や名産品・土産品の紹介並びに全国の特色ある食文化の継承と提供を通じて、地域経済の振興・発展に寄与することを目的とする。
(1)観光施設の経営及び設備の改善に関する調査と標準設備基準の策定
(2)観光施設の効率的な経営施策の推進
(3)観光施設の利用者へのサービス改善・向上を推進
(4)観光施設の従業員の資質向上・教育に関する事業
(5)高齢化社会に適応したバリアフリーやAEDの設置の推進
(6)観光施設間のネットワークの構築による情報の共有化
(7)地域的な気象・交通・災害の状況に関する情報の収集と利用者への情報提供
(8)地域産業の活性化のため積極的に参加し、地域振興発展に寄与する。
(9)関係官庁及び関係諸団体との連携強化
(10)前各号に掲げるもののほか、本協会の目的を達成するために必要な事業
この定款において、観光施設とは、旅行者が、見物、鑑賞、温泉・保養、娯楽、スポーツ、買物、食事、味覚、休憩、見学、体験等の観光目的の中で利用する施設全般及び場所を観光施設と言い、その観光施設のカテゴリー区分は以下のとおりとする。
(1)文化施設・・・ 博物館・美術館、水族館、植物園、・動物園、資料館、公園・庭園等
(2)歴史施設・・・ 遺跡、名所・旧跡、城郭、神社仏閣、歴史的建造物、町並等
(3)娯楽施設・・・ テーマパーク・遊園地、観光農園・牧場、レジャーランド
海水浴場、スキー場、スポーツ施設、郷土芸能、祭、展望塔等
(4)食事買物施設・ ドライブイン・土産物店、農産物直売所・ショッピングセンター
食堂、レストラン、高速道路のサービスエリア、道の駅等
(5) 温泉施設・・・ 温泉、共同浴場、クワハウス、足湯等
(6)その他施設・・ 橋、ダム、港湾、河川、道路、空港ターミナル、工場、体験施設等